パイオニアではなくKENWOODのカーナビMDV-Z702を選んだ理由

パイオニアではなくKENWOODのカーナビMDV-Z702を選んだ理由 ランエボ10

ランサーエボリューション10を買ったときにメーカー/ディーラーオプションのナビを付けなかったので社外品のKENWOODのカーナビMDV-Z702を取り付けました。

KENWOOD or pioneer

KENWOODのMDV-Z702と楽ナビ AVIC-RZ07の二つを候補にして考えました。どちらかというとMDV-Z702がいいかなと思ったのでメインをMDV-Z702において比較しました。

ルート品質 MDV-Z702 < AVIC-RZ07

わが家のもう一台の車、フリードにはpioneerのAVIC-HRZ099を付けています。こちらは2009年モデルですが、地図さえ正しければ何も問題ないルートを案内してくれます。たまにあれっと思うような案内をすることもありますが、ネットの評判を見る限りルート案内の品質はpioneerが抜きん出ているそうなので確実に楽ナビのほうが上でしょう。KENWOODのナビ機能はネットではPNDにも劣るオマケとまで言われています。

UIのレスポンス MDV-Z702 > AVIC-RZ07

UIのレスポンスに関してはかなりpioneerは叩かれていました。確かにオートバックスにおいてあるデモ機を操作すると動きがもっさりしています。ユーザーはスマホのUIの応答速度に慣れているのでストレスが溜まります。
このころはまだMDV-Z702は市場に出ていませんでしたが前の型、MDV-Z701のUIレスポンスがサクサクと評価を受けていたのでMDV-Z702も引き続き問題ないと判断しました。

渋滞対応 MDV-Z702 < AVIC-RZ07

どちらもpioneerが提供しているスマートループと呼ばれるネットを使った広域渋滞情報取得システムに対応しています。ただ楽ナビのほうが本家なのでデータをうまく使えるのは楽ナビでしょう。
※後日、MDVZ-702はVICS WIDEと呼ばれる新しいVICSシステムに対応しましたが、そもそもの情報量や蓄積されたデータ、共ににスマートループのほうが優位なのでスマートループを使っている限り必要ありません。

地図 MDV-Z702 < AVIC-RZ07

どちらもpioneerの子会社、インクリメントP社の地図を使っています。私はゼンリンの地図のほうが詳細部分が正確で好きなのですが仕方ありません。
ただKENWOODに出している地図データは多少削ってあるというのがもっぱらの噂です。具体的には出入口情報などが少ないのではないかと言われています。まぁ、予算的にKENWOODがそのデータを買っていないのか、pioneerの企業の戦略的に売るデータと売らないデータを分けているかは不明ですが、まったく同じものではないと思われます。

サウンド MDV-Z702 > AVIC-RZ07

これは明らかにMDV-Z702のほうが上です。ハイレゾ音源対応で旭化成製の32bit DACを積んでいます。KENWOODとしてもここを一番の売りにしていました。
一方の楽ナビには特筆すべき点はありません。
※参考AVウォッチの記事

MDV-Z702を選んだ理由

まず自分の車の使い方としてあまり遠出をするつもりがありませんでした。家族で遠くに行くのなら広いフリードのほうが便利だし、燃費もいいのでそちらを使います。なのでナビの性能を重視しませんでした。
そしてサウンドに関しては車の中ぐらいしか大きい音で音楽を聴ける環境が無いのでより音がいいことを重視しました。
というように本来カーナビに求められるナビ性能を取れば確実にpioneerが優位ですが、サウンド等付加価値を取ってKENWOOD MDV-Z702にしました。

MDV-Z702のインプレッション

当初この独自のUIが頭にすんなり入ってこなくて苦労しました。一度説明書を読まないとAVソースの切り替えすらできないと思います。現在ではすっかり慣れたのですが最初は取っ付きにくいと思います。

UIのレスポンスについてですが、スマホほど速くはないですが、ストレスが溜まるほど遅いわけではなく、ちょっと引っかかる感じで動きます。特にホーム画面からサウンドやナビ画面に切り替える際に引っ掛かりを感じます。

音に関して、スピーカーは三菱の最初からついているものなのですが、とても音がいいです。私レベルの耳ならスピーカーを変える必要がありません。
※ただし、これは三菱の標準スピーカーのスペックがいい可能性もあ有ります。

特にお気に入りなのがDSPで音をフロントガラスのほうから聞こえるようにするフロントフォーカス機能です。車の中で聞く音楽はどうしても自分の横にあるドアについたスピーカーから音が出るため違和感があったのですが、この機能を使うと音が前から聞こえてくるので家で音楽を聴いているのと同じ感覚で自然に聞けます。

ルートナビゲーションですがこちらは、やはりよくありません。フリードについている2009年モデルの楽ナビのほうが良いルートを引きますが、そんなにイライラするほどひどいルートを引くわけではないので許容範囲です。ただ、ルートを外れた際のリルートはとても速いです。あっという間にリルートします。

そして地味に便利だったのが画面の逆チルト機能です。これで不通に付けるとナビが少し上を向いてしまいますが、水平を向くことが出来ます。
ディスプレイの逆チルト

まとめ

買ってよかったです。
音がいいのがとても良いし、ナビもそこそこで問題なし。
そしてなんといっても、フロントフォーカス機能、かなり満足度が高いです。

今回買ったもの

値段がかなり下がって買いやすくなりましたね。

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