海外の掲示板で評判が良かったJade Audio JA11を購入したので、手持ちのCX31993のドングルと比較してみました。
DACチップのスペック比較
JA11に使われているDACチップKT02H02の仕様は出ているのですが、単位が違ったので単純に比較はできませんでした。KT02H02はTHDだが、CX31993はTHD+Nで単位が違う、他にもSNRとDNRとか、、基準は違いますが、数値が悪いのは見てわかるとおり、全体的にCX31993よりもスペックは低いです。
スペック | KT02H02( JA11) | CX31993 |
---|---|---|
PCM | 32bit/384KHz | 32bit/384KHz |
SN | ≧115dB | 128dB |
DNR | 不明、SNR 103dB | 120dB |
THD+N | 不明、THD -85dB | -95dB |
その分、PEQ(パラメトリックイコライザ)やマイク入力の機能が付いています。

音質の比較
まずはJA11からです。
このDACは見た目がすごく良い、シルバーに青の差し色がすごくきれいで、値段を超えた高級感があります。
いつも通りUSB Audio Player Proで楽曲を聞いてみます。
バックグラウンドノイズは全く感じません。ぱっときいた印象はフラットな音です。特に特徴が無いメリハリがない音です。音の輪郭がぼやけ気味で解像度が低いです。
音場は普通です。
女性ボーカルの声は聴きやすくて、少し前に出てる感じです。低音、高音部分があまり出なくて音の上下が丸められている感じです。
うーん、物足りないな。
続いてCX31993チップのドングルです。
こっちの方が解像度が高い、すぐわかるレベルで違う。さらに分かりやすい点では低音域の深みがある。
JA11のKT02H02はDNRの数字が低いのが良く分かります。
JA11のKT02H02はだめだ、聞き比べたら誰でもわかるレベルでCX31993の圧勝です。
CX31993の音っていいなー
PEQ パラメトリックイコライザー機能
JA11の売りとしてはPEQが付いてます。が、、私は特に必要性を感じたことが無いので詳しくレビューは出来ません。
アプリ上でイコライザの設定の作成と、他のユーザーが作ったイコライザの取り込みが出来ます。5バンドでGainも細かく設定できるのでまぁまぁなものです。
イコライザの既往を有効にすると、なぜか音量がさがりますが仕様です。
まとめ
KT02H02に興味があったので私的には購入した価値がありましたが、普通に音楽を聴きたいだけであればJA11ではなく、CX31993が乗ったDACを購入するのがお勧めです。
これはFIIOというブランド料金が乗っているだけの性能が低いDACドングルですが、PEQ機能が必要であれば購入理由になるでしょう。おすすめはしません。
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