新しくPCを組み直したので、以前使っていた10年前のSSDと最新のSSDでどれくらい性能が向上しているかを比較してみました。
crucial製SSDとINTEL製SSDの比較
まずは現行機種の代表として人気のcrucial製SSD、MX500 CT1000MX500SSD1、このSSDは3D TLC NANDフラッシュを採用した容量が1TBのモデルで、インターフェースはSATA 6Gb/sです。
比較するのは最近はあまりコンシューマー向けの存在感が無いINTEL製のSSD、SSDSC2CT240A3、2012年に発売した製品です。
定番のベンチマークソフトCrystalDiskMarkで性能の測定をしてみます。
まずはcrucialのSSDから、10年分の性能向上を見せてもらいましょう!
SATA 6Gb/sインターフェースの上限に引っかかってる感じですね。
続いてINTEL製のSSDですが、こちらもインターフェースはSATA 6Gb/sです。
crucial製に比べてReadは1割ぐらい低く、Write性能が倍ぐらい違います。
スペック上は450 MB/sの性能が出るはずですが、性能が出し切れていないようです。
おまけでM.2 NVMe接続のSSD、CT500P5SSD8JPのCrystalDiskMarkも記録してみました。
Read、Write共に圧倒的な性能が出ます。この辺は単純にインターフェースの性能差ですね。
小さいデータになると性能が顕著に下がるのが面白いです。
2.5インチのHDDだと読み出しも書き込みも90MB/sぐらいなのでそれに比べると圧倒的です。もはやHDDは安価な普段は使わないデータ領域で使うぐらいしか用途がありません。
今更ですがSATAのSSDは最低ラインの製品ですね。
まとめ
Writeで倍の性能差が出たとはいえ、利用シーンは圧倒的に読み出しの方が多く読み出しの速さが体感速度に関係するため、10年分の性能向上は思ったよりも無かったというのが正直なところです。
SATAインターフェースの性能限界に引っ張られてSSDの能力を生かし切れていないのが良くわかります。
最近のマザーボードにはM.2 NVMeスロットが付いているのでメインのディスクは良いですが、ゲームやデータ保存用にディスク容量を確保したい場合はM.2 NVMe接続スロットが2つ搭載されているROG STRIX B450-F GAMINGなどを選ぶべきです。
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