冷暖房効率と第三種24時間換気の関係

冷暖房効率と第三種24時間換気の関係 住宅設備
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最近建てられた家には24時間換気の機能が付いています。
わが家の場合は第三種の24時間換気のため吸気口は各部屋に、そして排気口はトイレに設置されています。これはシックハウス症候群の予防措置のため建築基準法で定められた必要な機能ですが、みなさんは実際に自分の家はどのように吸気と排気の機能が設置されているか知っていますか。

排気場所

・トイレの換気扇と兼用になっており、一戸建てであれば上下トイレの排気口から排気されます。
・お風呂の換気扇が24時間換気の排気口になっています。

過換気

排気のパターンでトイレが24時間換気の排気口の役割をしている場合、誤った認識で過換気になりやすく、夏はエアコンの冷気を排出してしまいなかなか冷えない、冬は暖房の熱を外に排出してしまうためなんだか肌寒いということが起こります。

なぜ過換気になるか

多いのがトイレに24時間換気機能が付いていてもお風呂がカビるからという理由でお風呂の換気扇をつけっぱなしにする人が多いのです。すると本来の24時間換気の換気量はトイレの換気機能で賄う0.5回/1時間でよいのですがお風呂の換気扇の分多く排気されるため過換気になります。

サンプルとして我家の場合を計算してみます。設備は以下のスペックです。

     気積  273.861㎥
排気ファン風量  71㎥/h
排気ファンの数  2

 
71㎥ x 2 / 273.861㎥ = 0.5185回
となり法定回数の0.5を超えてちょうどいい量です。ここにお風呂の換気扇を足すと
(71㎥ x 2 + 90㎥) / 273.861㎥ = 0.8471回
の計算式になり、必要な量よりも多く換気されてしまいます。これが暑さ寒さの原因になります。
今の時期ちょっと肌寒いと感じる方はぜひ一度、自宅の24時間換気の換気量を確認してみてください。

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