ランサーエボリューション10は音質面での評価が高いKENWOODのハイレゾ対応ナビMDV-Z702で音楽を聴いているためとてもよい音がします。
もう一台のFREEDは2008年モデルのパイオニアの楽ナビAVIC-HRZ099です。
最近TS-F16からTS-J1710にフロントスピーカーを変更して音が良くなったのを実感しましたが、ランエボ10のMDV-Z702とAlpineのスピーカーと比べるとCDとラジオぐらいの音質の差があります。
FREEDのスピーカー自体はJシリーズに変更してあるので、ヘッドユニットによる性能差が大きいのではないかと考えています。FREEDでもいい音で音楽を聴きたいのですがナビを変えるのはハードルも値段も高すぎるので、最近よく売れている小型のパワーアンプを調べてみました。
パイオニア GM-D1400II
パイオニアが純正のナビ装着車や手軽に音質向上をしたいライトユーザー向けに販売している小型4chのクラスDアンプです。
クラスDとは最近主流になってきているデジタルアンプです。
こちらの製品の特徴はダッシュボード内に収まるぐらい小型で取り付けに必要な配線類がすべて同梱されています。本格的なアンプと違い別にケーブルを用意する必要もありませんし、使用する電力も小さいのでバッテリーから電源を引く必要が無くアクセサリーの電源を使用して簡単に取り付けが出来ます。
この製品の問題としては先にも書いたようにメーカー側はダッシュボード内に取り付け可能といっていますが、音量によってはかなり発熱することが知られていて取り付けたユーザーからダッシュボード内は危険なのではといった声か出ています。
アンプの表面温度で60℃になるのは仕様とのことなので私が取り付ける場合もやはりダッシュボード内は避けます。
ちなみに製品名に2と書いてあるとおり無印のGM-D1400もありますが、こちらは初期の製品で同梱されているケーブルの長さが短いのと電源の保護回路の性能が低いものになります。まだたまに売っているので間違って買わないように気をつける必要があります。
GM-D1400IIを取り付けた人ののほとんどが音質面での向上について評価していますので楽ナビに取り付けても音質アップが期待できそうです。
アルパイン KTP-600
私の好きなメーカーのアルパインからも同様の小型アンプが発売されています。
こちらの製品は小型アンプブームで発売されたKTP-445UJの改良版で2代目のKTP-500です。KTP-500で強化された点はSN比が82から92と大幅に向上し、最大出力が80W x 4から90W x 4とパワーが上がっています。
その代わりKTP-445UJにはあったゲインの調整機能がなくなっています。ここまで強化したのならゲイン調整も残してくれてれば良かったのですが、残念です。
また周波数特性も15Hz~45KHzから20Hz~20KHzと悪くなっていますので中古でもあまり手を出さないほうが良いでしょう。
そしてKTP-500で、スペックダウンした部分が改善されたKPT-600が新しく発売になりました。
KPT-500で削除されていたゲインの調整機能が復活して、改悪されていた周波数特性も10Hz~45KHzと今までのシリーズの中で一番良くなっています。
ALpineの小型アンプが欲しい場合は中古で古い型を買うよりも現行品のKTP-600を買うほうが性能もバランスもいいのでお勧めです。
KPT-600はGM-D1400IIでよく指摘されている発熱問題も特に話題になってはいません。
比較的新しめの製品であるので、GM-D1400IIよりも実売で5000円ほど高い値段設定ですが、どちらのメーカーの音が好きかで決めればいいですね。
FREED用のパワーアンプはどれにするか
FREEDはナビもスピーカーもパイオニアなので値段も手ごろで相性もよさそうなGM-D1400IIにしてみようと思います。
楽ナビはRCA出力はサブウーハー用しかないのでスピーカーからのハイインプットをアンプに入れますがGM-D1400IIにその配線も付いているので特に準備するものはなさそうです。
今の厚みのないラジオのような音がどのように変化するのか楽しみです。
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