大人の自動車保険 つながるアプリとつながるボタンを使ってみた

ランエボ10

最近は見積もりが一番安いセゾンの大人の自動車保険に入っていますが、今年の更新の際に、つながるボタンという、事故の際にALSOKの隊員が事故現場に来てくれたり、自分の運転状況を記録できる機能を持ったボタンを無料で設置できるというので、ためしに申し込んでみました。

つながるキットが届いた

申し込んでから1週間ほどでつながるキットが届きました。
大きさははがきを2周り大きくしたぐらいで小さいです。
つながるキット
で、中身は、左半分が説明書用、右側につながるボタンが入っています。つながるボタンもあまり大きくはありません。
つながるキットの内容物

つながるボタン

で、実際のつながるボタンがこちらです。
四つ見える丸い部分がLEDになっていて、オレンジで丸く囲われている部分がボタンになっています。
事故が起きた際にはこのオレンジ部分の緊急要請ボタンを2秒以上押すことになります。
つながるボタン
左側に見える白い部分は電池の絶縁体です。写真だと何となくUSBっぽく見えますが違います。

裏側はこんな感じで、くぼみの部分にキットに付属してきた両面テープを貼り付けて車内に設置します。
つながるボタンの裏側

つながるボタンを車内に設置する

事故が起きた際に使うボタンなので、手が届く位置でかつ、簡単に押してしまわない場所を車内で探すわけですが、意外とありません。

さらに、つながるボタンは車の内装デザインと全く合わないので、なるべく見えないところに貼り付けたくなります。もう少し車内になじむ形には出来なかったのでしょうか。

とりあえず、気にならない適当な場所に貼り付けてください。
その際には必ず貼り付けないといけません。つながるボタンに内蔵されている加速度センサーなどを使って運転状況などを確認するので必ず固定されている必要があります。

つながるボタンとつながるアプリの設定

設定については自分のスマホにアプリを入れてbluetoothでペアリングをするだけなので特に難しいところはありません。
キットの中に丁寧な説明書がついているので、それを見ながらやれば全く問題なく設定が完了できます。

つながるアプリを使ってスマホで確認できる情報

こちらが車にボタンを設置して一日使った後の情報になります。
つながるアプリの情報
このスコア90というのはその下にある『スムーズ』、『右左折』、『ハンドル』…等の点数の合計値になります。
各項目毎に最高20点で、全て足すと100点になる計算です。
なので私の運転スコアは100点万点中90点という事になります。これが他の人と比べていいのか悪いのかはわかりません。

私の運転で点数の低い『スムーズ』で見ている評価項目は以下になります。
『アクセル、ブレーキの操作ムラ(ばらつき)やハンドル操作のムラ(ばらつき)を診断します。この診断によりスムーズな運転をスコアで表示します。』
そうか、運転にムラがあるのか。反省

『エコドライブ』の部分をタッチすると自分のエコ運転が評価されます。『ふんわり加速』についてはランエボ10の加速力を全く活かしていない、エコ運転に徹した素晴らしいスコアになっています。
エコドライブ

『危険挙動』をタッチすると、このような結果が出ましだか、正直、全く記憶にございません。
危険挙動

他にも、その日一日どこを走ったのかGoogleMapに表示したり、総走行距離の表示を出す事ができます。

つながるボタンを自動車保険加入者に配る理由

そもそも、このつながるボタンを無料で保険の加入者に配る理由ですが、それは自動車保険料の細分化を進めるためです。
いまだと走行距離と等級で自動車保険料金が決まりますが、このつながるボタンの情報を組み合わせる事でより保険会社側のリスクを下げる事ができます。

どういうことかというと、仮に今まで事故が全く無く等級が20等級の人でも、このアプリで収集したスコアが低ければ保険料を高くすることが出来ます。

反対にスコアが高ければ保険料を下げるという事も考えられますが、最近の自動車保険業界は自動車の保有台数が伸びる余地も無いので下げる事に使うことは無いと思います。先に書いたように今は事故を起こしていないけど事故を起こしそうな人たちをあぶりだすための道具です。

もう少し実証データがたまってきたら、そのうち大人の自動車保険に加入する際はこのつながるボタンが義務化されるのではないかと思っています。
IoTなどと言われ、時代の流れだから避けられないのは仕方ないとしても、このダサいボタンのデザインだけは何とかしてもらいたいです。

まとめ

面白いと思うなら申し込んでみましょう。

その後、毎回監視されているような感じがして嫌になったので外しました。
つながるボタンは返却する必要は無く、破棄すれば良いだけなので楽です。

つながるアプリを入れてからスマホのバッテリーの減りが異常に早いのでアンインストールしました。
その後はスマホも問題なくなりました。

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