Topping E30を買った際に、Topping L30が一緒にものすごく安く買えたので、買う予定ではなかったのについ購入。
Topping L30
E30と組み合わせて、プリアンプとして使えると説明に書いてあるけど基本はヘッドフォンアンプですね。
使うイメージとしては、DACの後に真空管アンプを挟んでアンプに繋ぐ構成を組んでいる人がいますが、その使い方です。
正直プリアンプの必要性を感じていなかったので、購入後しばらくの間は本当に飾ってました。。。
L30はヘッドフォンアンプとしては上級機種と同じ電源回路構成でノイズの無いクリアな音質と海外のサイトでも評価が高くて、値段の割に高性能なヘッドフォンアンプです。
ただ残念なことに、私はこのアンプが必要なほどのまともなヘッドフォンを持っていません。それだともったいない気がしてきたので、L30をプリアンプとして使ってみることにしました。
Topping L30の付属品
E30の箱よりもL30の箱は大きいです。
本体のサイズは同じですが、L30は電源用のトランスアダプターが付属しているのでその分重く大きい箱になっています。
で要注意なのが、このアダプターは一般的なAC/DCアダプターではなくAC/ACアダプターで、内部回路はただの降圧トランスです。
この手の中華製品の音質改善で定番のACアダプターの交換をすると一発で壊れます。アマゾンのレビューにも壊した人がいますが、これはトラップだと思う。
E30とスタックして使うのに、本体に差し込む端子に見た目上の差がほぼなく、誤差し込みを防止する仕組みはありません。
L30の機能
E30に比べたら機能はシンプルです。これで売値はE30と同じなんだからきっと高級な回路が入っているに違いない。
左のトルグスイッチは電源のON,、OFFと、HPAヘッドフォンアンプモードとPREプリアンプモードの切り替えです。
電源がOFFの場合はスルーされず、どこからも出力されません。
右のトルグスイッチはゲイン調整です。
鳴らしにくいヘッドフォンを鳴らす際に調整しますが、プリアンプとして使うのでゲインは標準の0dbで使います。
後はボリュームです。
回す際の手ごたえは軽く、スルスルと回ります。周りにオレンジのリング状の装飾が付いていてE30のディスプレイ色と合わせてあります。
プリアンプモードでのボリュームの調整方法
L30はリモコンが無くリモートで音量調整が出来ないので、音量の微調整はE30で行います。
接続はこのようになります。E30以降がアナログ処理になります。
本当はE30をDACモードで使いたいですが、そうするとリモートで音量調整が出来ないジレンマです。
[V20PRO]- USB -[E30]- RCA -[L30]- RCA -[FX502J-S]
まずは、アンプFX502J-Sの音量をギャングエラーが出ないぐらいの最低の音量に調整します。
次にE30を-5dbに設定します。音量を上げる余地として5db分残します。0.5dbずつ調整できるので10段分残していることになります。
この状態でよく聞く曲を流して、ちょうど良い音量で聞けるようにL30のボリューム位置を調整します。L30側で音量調整をしているのは、高性能な電子回路が入っているので音量調整の影響を最小限に抑えることが出来るはずです。
Topping L30の音質レビュー
まず、V20PROからE30にDACを交換した効果を10とした場合にL30を追加した効果は3ぐらいなのですが、誰でもわかるレベルで音質が変わります。
音の変化としては音圧が上がる感じがして、音の押出が増えて全域で音が厚くなって低音が響くようになります。
プリアンプだからある意味で音に色付けするのは当たりまえなんだけど、E30の音が濃くなった感じという表現がしっくりするかな。
E30、L30のセットで聞いてしまうと、L30を外した音には戻れないです。いや、これは良い音する。
L30の消費電力
海外製品は電気食いの傾向がありますが、L30もけっこう電気を使います。
本体のスイッチを切った状態、つまり待機電力で3.2WとFX502J-Sよりも電気を使います。
スイッチON状態だと7.2Wです。結構食うな。。
そして本体が結構、あったかい。
あったかいというよりも熱めです。ボディを使って放熱しているので、40度は超えている感じです。
まとめ
L30をプリアンプとして使っている人のレビューはほとんど無くて半信半疑だったのですが、E30とL30をセットにすると確実に音が良くなりますので、持っていたら使わない手は無いです。
そして並べて置いた時の見た目もいい、所有欲を満たしてくれる素晴らしい構成です。
コメント
電源のトランスは昇圧ではなく降圧だと思いますよ!
指摘ありがとうございます!
修正しました。