水月雨(MOONDROP) 新しいイヤホン竹-CHUを購入しました。
エントリーレベルキラーというほどの自信作が気になり購入してしまいました。
竹-CHUのパッケージ
いつもの女の子のイラストが描かれたパッケージですが、竹というぐらいなので和風な女の子のイラストです。
付属品にはなんと清泉 Spring TipsのS、M、Lサイズが付属します!清泉だけで1600円ぐらいしますので、とてもお買い得感があります。
ケーブルにはシュア掛け用のクセが付いていないので、プラスティック製のイヤーフックが付属しています。
竹-CHUのスペックです。
10mmのダイナミックドライバー1台の構成です。
スペック | 水月雨(MOONDROP) 竹-CHU |
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有効周波数帯域 | 20~20,000Hz |
感度 | 120dB/Vrms(@1KHz) |
プラグ形状 | 3.5mm 4極(マイク付き) |
インピーダンス | 28 Ω 土15% (@1khz) |
ドライバー | 10mm ハイパフォーマンスダイナミックドライバー |
イヤホンのハウジングは亜鉛合金製で重量があります。
ケーブルは固定式でリケーブルには対応していないため、バランス接続で聞くことは出来ません。
イヤホン本体の質感は良いです。
重量のある亜鉛合金製のハウジングに金色で竹の葉の模様が入っており値段以上の品質があります。
その半面、ケーブルは黒と赤と茶色が入ったケーブルで製品としての一体感を出したのだと思いますが、あまり色合いが好きではないです。Quarksの様に灰色のいかにもPVCという感じよりもマシです。
トータル的な質感としてはお値段以上です。
竹-CHUの音質レビュー
結論から書きますが、買って損はありません。竹-CHUで音楽を聴けば十分に満足できる音がします。
MOONDROPのイヤホン全般に言えますが、まずはエージングです。
バーンインとも言うらしいですが、これをやらないとまともな音が鳴りません。説明書には100時間と書いてありますが、最低30時間は鳴らさないと音がバラバラで聞けたもんではありません。
今回は100時間きっちりピンクノイズを使ってエージングしています。
Quarksと違ってハウジングが大きいので耳への装着が簡単です。合金製ですが特に重さは気になりません。
付け心地は清泉のおかげて耳の中に吸い付くように固定できるので長時間付けていても痛みなどはありません。
さっそく竹-CHUの音に対する感想です。
高音域、相変わらず奇麗に鳴ります。クリアに伸びる高音なので聞いていて気持ちがよいです。
中音域、女性ボーカルがはっきりと前面に出てくるいつものMOONDROPの音がします。
低音、深い音や多くは出ません。だからと言って足りないという感じはありません。
同じMOONDROPのAriaは音に独特のエッジがあり、それがアタック感やスピード感を生んでいたのですが、竹-CHUは音にエッジが無く自然です。聞きやすさという点では竹-CHUの方が上です。
解像度が高いクリアな鳴り方をしますが、音数が多くなるとややボヤっとしがちです。
左右の音場の広さはありますが奥行きがあまりなく、わずかに平面的な感じです。この辺りはAriaには及びません。
だからと言って決定的に足りないという感じでは無いので、Ariaで聞くとより良くなるという感じです。
参考までにBlessing2:Duskとの比較です。ハウジングの大きさやフィルターの構造が違います。
Blessing2:Duskと比べれば音楽的な表現力や解像度は全然及ばないですが、値段を考えるととても良い音がします。
大事なことは竹-CHUを買った人が値段に対して満足できるかだと思いますが、私は全く不満がありませんし、むしろこの値段でここまでいい音が出てしまうのかと驚きます。
まとめ
水月雨(MOONDROP) 竹-CHUですが、4000円ほどの値段なので、1万円近いAriaは高いと思う人は迷わず竹-CHUを買えばいいです。
音質的には十分満足できます。
もちろん基本的に値段が高いAria方が良い音がします。しかし、よほどのこだわりが無ければ竹-CHUとAriaの値段差に納得感を出せないと思います。
それぐらい竹-CHUは値段を超えて満足できる音が鳴ります。
Quarksと悩んでいたら間違いなく竹-CHUを買ってください。音のクオリティが全然違うのでQuarksを買ったら後悔します。
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