水月雨(MOONDROP)×Crinacle Blessing2:Duskの音が最高な件

良い音で音楽を聴きたいという欲求が収まらず、水月雨のAriaを持っているにもかかわらずBlessing2:Duskを購入しました。
日本にはあまり出回っていないモデルですが、評判を見てどうしても欲しくなってしまいました。

Blessing2:Duskとは

Blessing2を海外のイヤホンマニアで有名なCrinacleさんがチューニングを施したコラボモデルです。
残念ながら日本での取り扱いため無いので購入するにはシンセンオーディオから購入するか、各種フリマサイトで購入する必要があります。
どのように音をチューニングしたかはリンク先に詳しく書かれていますので、見てみてください。

最初は保証が効くので国内で返購入できるるBlessing2を購入しようと思っていたのですが、ネット上の評価が日本でも海外でも圧倒的にBlessing2:Duskを押していたので、多少のリスクは感じながらも購入に踏み切りました。

数千円足すだけでこの音になるのであればBlessing2:Duskを買うべき
Blessing2よりも一段上の音

ここまで高評価だと通常版のBlessing2を購入した後に欲しくなるのは想像に難くありませんので、Blessing2:Duskに行くのが正解です。

Blessing2:Duskのパッケージ

いつもの女の子のイラストが描かれたパッケージです。
ちょっと絵の方向性が違う感じがするのはコラボモデルだからでしょうか。

Blessing2:Duskのスペックの一覧です。
BAとダイナミックドライバーを5ドライバーを使用したハイブリッド構成です。

スペック	水月雨(MOONDROP) Blessing2:Dusk
有効周波数帯域	20～20,000Hz
感度	117dB/Vrms（@1kHz）
プラグ形状	3.5mm 3極
インピーダンス	22Ω（@1kHz）
ドライバー	ハイブリッド 3WAY High×2（BA） Mid×2（BA） Low×1（Dynamic）

イヤホンの造りですが、ハウジングは透明なレジンで出来ています。素材がレジンだと紫外線による変色が気になりますが、室内での使用なので大丈夫でしょう。

イヤホン本体を持つとステンレス製のフェイスプレート側が重いのでバランスが悪いです。ノズルの部分ですが通常のイヤホンは「引っかかり」がある場合が多いのですが、つるんとしています。付属のイヤーチップを使う場合は段差が付いていて奥まで差し込めばいい構造ですが、他のイヤーチップだと固定が難しそうに見えます。また、付属のイヤーチップはさらさらとした手触りの装着しやすいタイプです。

音が出る部分がすごく細いです。このような構造のイヤホンは初めて見ました。耳垢が詰まったらアウトです。
この部分にシールで出来ているフィルターを取り付けますが、見ての通り少し張り付ける広さに対して少しサイズが小さいため張り付ける位置を決めるのが難しかったです。

Blessing2:Duskの音質レビュー

結論から先に書きますが、もうイヤホンはゴールで良いです。おめでとう私、ありがとうBlessing2:Dusk。

高音域、非常にきれいに、クリアな音が出ます。エッジが無く滑らかな音で奇麗につながります。すごく上まで出ている感じはしませんが十分です。
中音域、こちらもきれい、音が自然で音がそれぞれに分離して聞こえる。音の厚みがありながらすっきりと聞きやすい感じです。女性ボーカルの声がとても艶やかで、なんか語彙の問題でうまく表現できないですが自然なんです。
低音域、セッティングで低音部分を持ち上げているからか、心地よく響く厚みのある低音です。

音場がとても広く、奥行きや左右の広がりを感じます。
中高音域の解像度が高いのですが、音が滑らかで自然な音なので聞き疲れしません。ゆったりと良い音が聞けるイヤホンです。

現在持っているAriaとの比較だと、Blessing2:Duskは落ち着いた音のつながりがとても自然な鳴り方をします。それに対してAriaは独特のエッジが立った音でスピード感やダイナミックな感じがあります。
そのため聞き疲れするところがあるのですが、Blessing2:Duskは自然でなめらかでいつまでも聞いていたい音です。
いやー、いいが音する。良すぎる。これは本当に良い買い物をした。

ちなみに寝ながら使う人はあまりいないかもですが、上を向いた状態で寝ながら使っても音の変化が無いので就寝前にも使えます。

とりあえず、通常版のBlessing2であれば国内で購入できますが、、、こっちを買ったら後悔します。タイミングにもよりますがほぼ同じ値段でBlessing2:Duskが買えます。