独自の反射型放音構造で音の臨場感がアップするというintimeのイヤーピース、iReep01を発売日の1日前に購入しました。
iReep01の仕組み
こちらがiReep01を斜めからマクロで撮影した写真です。
イヤーピースの中身が空洞になっていて、イメージとしては大きいコップの中に小さいコップを入れたような構造になっています。
内側の紫色の部分と外側の透明な部分に空間が出来ているのが分かるかと思います。
この空間に一部の音が音が回り込み、耳に到達する時間が遅れることで、音場を広く感じさせる効果を作り出します。
イヤーピースですが、外側のシリコンゴムは少し硬めでしっかりしており、手触りはサラサラです。
iReep01は全部のサイズが入っているので、まず試してみるのにはちょうど良いです。
iReep01のレビュー
イヤホンは最近お気に入りでイヤーピースの変更も楽な水月雨(MOONDROP) 竹-CHUと、DACは音がすっきりしていて変化が分かりやすいFiio K3esを使用します。
iReep01と竹-CHUのイヤーピース、清泉 Spring Tipsを比較してみます。
まずは長さですが、この写真の通りiReep01は長いです。
そのためイヤホンに取り付けると見た目が不格好なのと、イヤホンを耳に付けた際の耳のおさまりが悪くしっくりきません。
素材はiReep01は固くてさらさらしたシリコンゴムで、清泉は柔らかくてあまりコシの無いペタペタしたシリコンゴムで出来ています。
さっそく曲を聞いてみます。
自分が聴くのは女性ボーカルの曲がほとんどですが、すぐに分かったのがボーカルの声が遠くなりました。低音も弱くなっています。全体的に音が軽い感じになってます。
その上、歯擦音が強くなって耳に付きます。うーん、なんか音の響きというか残響音みたいなのがあるのですが、シャカシャカしていて不自然です。
低音が出ないのは、イヤーピースが長いので耳からイヤホンが遠くなっている影響かも知れません。
iReep01の売りである音のステージを広げる効果ですが、残念ながら私は全く感じませんでした。
自分の感覚なんてあてにならないので、竹-CHUのイヤーピースを清泉に戻して同じように曲を聞いてみましたが、圧倒的に音が自然で聞きやすいバランスのいい音が出ます。
少なくとも竹-CHUには全く合っていません。
まとめ
発売日前に購入するぐらい期待していたiReep01ですが、音の広がりを感じることは出来ませんでした。
このイヤーピースですが、構造的に耳の穴が大きい人じゃないと効果が出ないのかもしれません。
外側のシリコンとの空間で音が反射するわけですが、イヤーピースが耳の中でつぶれ過ぎると音がうまく反射しないですよね。
残念ですが、コレクションにします。
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