ランエボの純正RECARO SR-11からRECAROのフルバケットシートRS-G SK2に交換します。ディーラーに頼むと工賃は6000円ぐらいですが、今回もDIYで交換します。
セミバケットシートSR-11の取り外し
純正のRS-11の取り外しを行います。
まずはシートをとめている前2箇所、後ろ2箇所の計四本のボルトを緩めます。
この作業はめがねレンチがあれば難しい事は無いはずです。
次に、シートにつながっている、シートベルトのハーネスを外します。
シートの前側を持ち上げるために、シートレールの後ろ部分の下に毛布やダンボールなどをひいて養生します。シートレールの前側を持ち上げると、シートベルトのハーネスが見えますので外します。
これで、シートとシートレールが外せるようになりました。
いよいよここからが重要で、シート交換の最大の難所です。
もし不安があるなら、迷わずにディーラーなどに任せたほうがいいです。
失敗すると車体に傷が付いて直すのに高くつきます。
まずは外したシートを置く場所を確保します。何かダンボールでもいいし、とりあえず置く場所は用意します。
シートの背もたれを一番前まで倒します。
車内で写真で言うとこの状態にしておきます。そうしないとドアからシートを出すのに苦労します。
次にシートがぶつかりそうなところを全て養生します。
これは過剰なぐらいやっていいです。ぶつけたら後悔しかしないし、しておけばぶつけても被害はありません。私はいらない毛布や、ダンボールを内装に養生テープで貼り付けて万全を期して挑みました。
シートレールを内装にぶつけないように注意してシートを回転させ前から出します。ちなみにこの純正レカロはとても重いので慎重にゆっくりと運びます。
無事に出したら、最大の難関はクリアです。後は難しい事はありません。
とりあえずシートの下は結構汚いので掃除をしましょう。
フルバケットシートRS-Gの取り付け
今回用意したのはカワイ製作所のフルバケ用ローポジションシートレールMI041Rです。
取り付けに関しては全く難しい事はありません。
用意していたシートレールと、RS-Gをシートレール、シートアダプター、シートの順番で組み立てるだけです。
一箇所だけ想定外だったのが、シートレールに付属していたシートレール固定用のボルトが車体のボルトサイズと合いませんでした。
これは純正のシートをとめていたボルトを再利用すればいいだけですが、まさか専用品を買ってサイズが合わないと思わなかったので、5分ほどボルト回をして悩みました。
こちらは車外側ですが、センターコンソール側も結構余裕があります。
シートレールは通常のシートと同じシート前のバーを操作するタイプにしましたが、サイドに付いているタイプでも大丈夫そうです。
レカロRS-Gの感想
まずはフルバケにすると問題になる乗り降りについて、ランエボ10は元々セダンベースなので、サイドシルが低く以前のMR-Sよりも乗り降りはしにくいです。
乗るときの動作
左手をハンドルにかけて、左足を入れます。次に右手をサイドシルについてお尻を浮かせてシートに入れながら右足もし車内に入れます。
降りるときの動作
左手をセンターコンソールボックス、右手をサイドシルにかけてお尻をぬきます。
右足を車外に出しながら、左足で体を支えつつシートの右ふちに乗るような感じで出ます。
はい、はっきり言ってとても手間です。
フルバケに乗りたい人意外はやめておいたほうがいいレベルです。
もちろん慣れますが、日常の使い勝手は断然純正レカロです。
シートポジション
想像と違ってほぼ下がらなかったです。
純正SR-11とYR-Advanceのスーパーローポジレールの組み合わせとRS-Gとカワイ製作所のフルバケ用ローポジションMI041Rの高さがほぼ同じです。
以前と変わらないので、ヘルメットもぶつかりませんが、逆にこれ以上下げる事はできません。
走行時のホールド感
これは言うまでもなくRS-Gの圧勝です。
このために買っているわけですから、比較になりません。
腰が車体に固定されて全く動かないので車の動きがよくわかるし、カーブでの体制維持も楽です。
まとめ
街乗りを犠牲にしても走行時の一体感が欲しい人は買うしかないです。
ただ、買う前に一度本当にそんなにストイックな車にしていいのかはよく考えましょう。
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