SMSL D300 ROHMのフラグシップ、BD34301EKVを搭載したDACのレビュー

住宅設備
スポンサーリンク

Topping E30を購入して満足していたのですが、アンプをFX502J-SからSMSL A300に買い替えた際の音質向上に気を良くしてDACも買い替えたくなりSMSL D300を購入しました。

SMSL D300を買った理由

AKM系はE30ⅱやSMSL D-6は最新のAK4493Sをデュアルで搭載しておりネットでの評判もいいのですが、同じものを買ってもしょうがないと思ったので対象外にしてます。
ESS系フラグシップのチップの発売が2016年なので古いのと、ES9038Q2Mを搭載したFiio K3ESを持っているため、こちらも似たようなものを買うことは無いと思い検討から外しました。

で残ったのが謎のROHM製のMUS-IC、BD34301EKVを搭載したSMSL D300です。
BD34301EKVですがネットで見た限りはほとんどDACの採用例が無いですが、SMSL D300を購入した人が総じて高評価という、興味がそそられる状態だったので購入してみました。
私は昔からちょっと主流じゃない製品に惹かれる傾向があります。。。

SMSL D300の造りをレビュー

DACは通電時間で音が変わってくるんで、エージングが必要です。とよく言われるので100時間ほど光接続で音楽を再生してからレビューしています。

最初はTopping E30の様にUSBでFire Tabletにつなごうとしたのですが、USBでは認識しませんでした。Toppingと違いSMSLはAndroidとUSBで接続できないようです。
SMSL D300のパッケージ
D300のバックパネルです。何ということでしょう、バランス出力対応です。この間買ったばかりのA300はバランス入力には対応していません。
さっそくフルの性能が出せないことに軽くショックですが致し方ありません。
D300はバランス出力対応
SMSLの型番の付け方ってどうなってるんだろう?
ToppingのE30とL30の様に、SMSL A300とD300ってセット感があるのに全く関係無いのです。わかりにくい。

ケースは鉄板を曲げた感じのA300と同じ作りで、音量調整ダイアルも同じクルクルです。
液晶部分が最大の差別ポイントです。A300の様にB0は、、とマニュアルを見なくても液晶表示されるので設定が簡単です。
SMSL D300とA300
ケースが同じ作りなので良い感じに一体感があります。
D300 BD34301EKV
A300 MA5332MS
このシリーズで揃えると、どちらもレアチップ搭載機となり通好みの様なマイノリティな感じになって良いですね!

A300と操作系も一緒に見えますが、D300は電源ボタンがINPUT切り替えボタンも兼ねており、ポチっと押すと入力がBT、USB..と切り変わります。
電源を切るには長押しが必要になるので、操作は合わせてほしかったです。

SMSL D300の音質レビュー

Topping E30 AKM4493搭載モデルとの比較になります。
E30からA300に交換してAmazon Musicの音楽を聴いてみます。入力はどちらも光入力を使います。
光入力を使うのはD300のUSBの音が悪いと評判なので、より音が良い状態で比較するためです。

接続経路は以下の通り、DAC部分を切り替えて聞き比べを行います。
以前の記憶は思い出は補正が入るので、その場で繋ぎ変えながら聴き比べします。
[D300 | E30] – [A300] – [NS-B750]
他の設定は以下の通りです。
E30 Filter:F-6、Volume:Fix
D300 Filter:Slow Roll-Of、HPC MODE:Enable、Volume:Fix

さてさて、、、

困った、微妙な差しかない。
みんなこれ聞き分け出来るのか、、すごいな。
ブラインドテストをしたら外す自信がある。アンプをA300に変えた時の様な圧倒的な差は無いです。

D300の方がエッジが丸い柔らかめの音で、E30の方がエッジの立った音がします。高音とかの響きに少し色が付いているというか、余韻があるというか。E30だと少しざらつきを感じることがあったのですが、それが無くなった感じがします。例えば女性ボーカルで高音の音を伸ばして歌うような場面で、ざらついたデジタルっぽい感じだったのがスムーズになって解像度はちょっといい気がします。
全体的に速い曲はE30の方が聴きやすくて、逆に良い録音でバラードの様な曲はD300のほうが気持ちよく聞けます。
総じて圧倒的な差が無いので、プラスマイナスゼロという感じです。

他の人のレビューだとアナログっぽい音みたいなことを書いている人もいましたが、自分の周りはデジタルばかりでアナログの音を聞いていたのはいつだっけ?ぐらい前なので全くピンときません。

このぐらいの違いだと好みによる部分が大きいと感じました。E30の方の音が好きっていう人も多そう。

とりあえず、D300はそもそものお値段が高いのとBluetoothも内蔵ですっきり配置できて、スタックした時のA300との一体感という意味でD300を使おうと思います。

※追記
D300のFilterをSlow Roll-OfからSharp Roll-Offに変えたところ、中音域の引っ込む感じが無くなり、高音が伸びて聞きやすい音になりました。こちらの音の方が好みです。

まとめ

改めてTopping E30の音の良さが分かったのと、私の耳ではこの2つのDACの違いは聞き分けられないということです。
自分としてはお金おを掛けるところはDACでは無いことが分かったのは前向きに評価したいと思います。


おすすめ記事

コメント

タイトルとURLをコピーしました