NS-BP182に初めは全く不満が無かったのですが、HIFIMANのDEVAや車内のAlpineのスピーカーに比べて高音の切れや音の響きがまったく及ばないことに気が付いてからというもの、少なくとも部屋では車の中で聞くよりも良い音で聞きたくて仕方がありませんでした。
NS-B330とNS-B401を迷ってからのNS-B750購入
最初に検討したのは現行のスピーカーで、海外の同価格帯のスピーカーをベンチマークにして制作されたNS-B330でした。
このスピーカーは各雑誌でも特集されて高評価を受けている製品ですが、残念なことに見た目が私の好みではない。銀色っぽいウェーブガイドホーンのデザインがどうしても好きになれなかったので、一旦保留にしました。
もう一つはツィーターとウーファーの周りが銀色で見た目がオシャレなNS-B401です。既に廃盤になってしまいましたが、値段の割には高音質という評価で今だに人気が高いスピーカーです。私も見た目はとても好みでカッコいいスピーカーだと思います。
どちらがいいかと一ヶ月ほど悩んでいたのですが、レビューサイトでNS-B750とNS-B330とNS-B401を全て持っている人のレビューを読んでからNS-B750が急に気になってきました。
しかし、ネットでレビューを探しましたが発売から10年たっているとは思えないぐらい、スピーカーやアンプ好きの個人のブログにはレビューが見当たらない、せいぜい2，3件ぐらいしかありません。ECサイトには多少レビューがありますが、オーディオが好きでblogを書いてしまうような人が書いたレビューが見たいんです。
レビューが無いのは気になりますが、だったら自分が買ってレビューしてやる！という決意と、今までは安かったり中途半端なものを買って後悔するパターンだったので、今回は思い切ってNS-B750を購入しました。
NS-B750のレビュー
早速箱から出してみます。
箱から出すときにどの面にコーンがあるのかわからないので、どこが持てるのか毎回ドキドキしますね。
もともと使っていたNS-BP182との比較ですが、全然大きさが違いますし重さも3.3Kgから6.7Kgと倍になっています。
ウーファーの周りがビス止めなのも強度と高級感を出していて良いです。
縦だけではなく奥行きもかなり大きくなりました。
塗装はプラスティックから本物のピアノブラックに変わりYAMAHAのロゴ部分も立体的な塗装になっており、高級感がアップしています。
スピーカーのターミナルがバイワイヤ仕様だったのは、全くノーマークでした。後々バイアンプで鳴らしてみたくなるなこれ、、
いつも通りのAmazon MusicHDのハイレゾ音源でさっそく音を聞いてみました。
聴いてすぐに分かるのが音の解像度の高さと音のリアルさです。
リアルといっても、もちろんスピーカーから出ている音なんですが、楽器の音やボーカルの声の再現性が高く、クリアで中音域の籠りが無い音と広がりがあり、今までと全く別物の音がします。
今まで聞いていたものとは全く別次元の音ですが、音の傾向はNS-BP182と同じで、そのまま音が大幅に良くなった感じです。
と、ここでNS-BP182よりも音がやけに大きく聞こえるのでスピーカーの仕様を確認したところ、出力音圧レベルが83dBから87dBと大きくなってました。
大きいスピーカーの方が鳴らしにくいのかと思っていましたが効率が良いですね。
NS-BP182だと車のALPINE DDLinear DDR-R160Sには全く敵いませんでしたが、NS-B750は全ての音域で圧倒的に上です。
DDR-R160Sはボーカルが前に出てきて聞きやすい音だと思っていましたが、NS-B750と比べると音は厚みが無く薄っぺらい音だと気が付かされました。
気になるところとしては元の音源というか録音状態がいまいちな曲だと、とても悪目立ちします。音の解像度が上がったことで、ダメなところがよりはっきりと見えてしまいます。
まとめ
高い買い物なのにレビューが全然なく、勢いで購入したので正直不安しかありませんでしたが、音を聞いてすぐに、これは正解！！と思いました。
自分の好みの音が出たときの達成感や嬉しさは何とも良い気持ちです。
やはりオーディオに関しては、ある程度まで値段に比例するので、自分の予算と好奇心とのバランスが難しいですね。
絶対後から後悔して欲しくなるので下手な妥協でNS-B330レベルにとどめなくて良かったです。
今回購入したNS-B750は自分の中ではゴールです。いい買い物が出来た。
コメント