NICEHCK Himalaya フラグシップイヤホンの購入レビュー

NICEHCK Himalaya フラグシップイヤホンの購入レビュー 音楽関係

SIMGOTのEA500LMを購入して満足していたのですが、2chでNICECHK Himalayaの音がかなり良いらしいという書き込みを見て気になっていました。
いつも参考にしているイヤホンのレビューサイトにも情報が無かったので、値段も高く試聴無しは少し冒険でしたが購入してみました。

NICEHCK Himalayaのパッケージ

結構大きめの箱に傷がつかないように透明テープで保護された状態でイヤホンが入っています。
保護用の透明なテープですが、結構粘度が高くしっかりと貼りついているため剥がすのに苦労しました。
NICEHCK Himalayaのパッケージ

イヤホンケースはブラックの合皮製(おそらく)で高級感があります。私の物だけかもしれませんが、ジッパーを閉める時に少し滑りが悪いです。
ノズルの掃除用にブラシが付いています。

イヤーピースが2種類、バランスの取れた透明なサウンドのNICEHCK 07tipsと低音域を強化するNICEHCK 08tips付属しています。
レビューではSIMGOT EA500LMのイヤーピースを使用しています。その理由は後述。

ケーブルは最近単品販売されているBlueLunaが付属しています。
ケーブルの交換用端子は、2.5mmのバランス接続、3.5mmのアンバランス接続、4.4mmのバランス接続にケーブルの先端の交換だけで対応できる便利なケーブルです。
私は2.5mmのバランスケーブルを使用しています。
端子が交換可能なBlueLuna

小袋に入っているのは交換用のノズルです。最初はGOLDのフィルターが装着されています。こちらはバランスタイプになります。今回のレビューではこのGOLDフィルターを使っています。

イヤホン本体です。チタン合金製で重量感があります。本体の工作精度が高く、一目で高級なイヤホンだとわかる造りになっています。チタンのつるっとしていない少しざらついた感じも良い高級感が出ています。
ケーブルBlueLunaとデザインもマッチしていて全体的な完成度も素晴らしいです。

NICEHCK Himalayaの音質レビュー

今回はエージングを10時間ぐらい行った後のレビューになります。
箱出しの状態で既にいい音がしていたためエージングに時間をかけていません。
音源はAmazon Music HDでLDACでES100に送っています。

さっそく聞いていきます。
まず感じたのが音の出方で全体的にフラットです。音色もどの音域も特段誇張するような色を付けた音ではありません。なので暖色や寒色的な分類ではなくモニター的な音がします。

そして音の解像度がすごく高いため音の数が多くてもボワつきません。音にスピードと切れがあり高音域から低音域まで等しく解像度が高く、はっきりと分解した状態で音を認識できます。
すごいなこれ

高音域は奇麗に上まで抜けるような音で聞いていて気持ちよいです。チタン製のボディによるものなのか、カッチリと歪みのない音がします。

中音域は低音域、高音域に埋もれることなく、男性でも女性でもボーカルがの息づかいまではっきり聞こえます。ボーカルの位置も自然です。

低音域は全体のバランスを保ったキレのあるタイトでスピード感のある低音です。密閉型のサブウーハー的な音。

まとめると、情報量が多いのにすべて分解する解像度の高い音、それでいて聞き疲れしないし音に変な色が付いていない、音楽を聴くにはすごくいいイヤホンです。
何となくBA+DDなどの多ドライバのイヤホンの方が良い音がすると思っていたのですが1DDで、ここまで下から上までクリアな解像度が出せるのかと驚きしかない。

はっきり言ってNICEHCK Himalaya最高です。買ってよかった。大満足、特に音の色付けが無いのが良いです。みんなすぐ買え、大正解だよ!!

NICEHCK Himalayaの残念な点

イヤホンが耳の形状に合わない
装着感は普通です。大きめの本体なので素晴らしくフィットという感じではないですが普通です。ただ、NICEHCKのロゴがある部分が少し飛び出るような形をしている部分が耳に当たり2時間ほど付けていると痛くなります。うーん、残念。。

※イヤホンの装着感ですが、耳の形状によるので万人に当てはまるわけではないという断りを入れておきます。

イヤーピースがノズルにはまらない
2種類のイヤーピースが付いていますが、08tipsははまりません!!
何故ならノズルが太くて全くイヤーピースがはまらないのです。これ、購入者がだれも言及していないのが不思議なんですが、見た感じから既にサイズが全然合ってないんです。
思いっきり力を入れてもはまる気配がありません。

壊しそうなので私は純正品は諦めてとりあえずSIMGOT EA500LMのイヤーピースを使いました。
ちなみにイヤーチップはおそらくこれだよね?たいして良いものではないな。


余談ですが、一旦試聴が終わった後に手持ちのイヤーピースを色々試してみました。
結果どれもいまいちで、SIMGOTのイヤーピースが一番マッチしているという結果に、、全体の音のバランスよく聞こえるんです。持っている人は試してみてください。
これ、市販していないから代わりの入手がむずいな。

ちなみに、一番合わなかったのが水月雨の清泉、音がラジカセみたいになった。

Blessing2 Duskとの比較

せっかくなので手持ちの水月雨のBlessing2 Duskとの比較です。
ざっくり言うと、音楽的な色付けされているのがBlessing2 Duskで、元の音に近いのがHimalayaです。

特に大きく違うところが中、低音域で、Blessing2 Duskは全体が包まれるような響きがある音で重厚な中音域を形成しますが、Himalayaはそのままの音を詳細に描き出します。
これはどっちもアリです。気分によって使い分けています。

解像度はHimalayaの方が高いのはすぐに分かりますが、イヤホン全体のまとまりとしてはどちらも素晴らしい音です。私的にはわずかにHimarayaの勝ちです。

まとめ

NICEHCKはイヤホンのケーブル屋さんだと思っていました。反省します。Himalayaすごく良いです。
解像度が高いのに聞きやすいイヤホンが欲しい人であれば、絶対に刺さるイヤホンで、おすすめです!


NICEHCK Himalayaで採用されているケーブル

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