YAMAHAのNS-B750の音はとても好きなのだけれども、バスレフ型のぼーっという低音がどうにも気になってしまい音楽鑑賞にはあまり使わないというサブウーファーに手を出してみました。
音楽用の密閉型サブウーファーは少ない
メインのスピーカーがNS-B750なのでNS-SW700という同じシリーズのサブウーファーはありますが、こちらはバスレフ型です。
基本的に国内メーカーだけしか見てませんが、映画にも使えるバスレフ型のサブウーファーは多く販売していますが、音楽用の密閉型のサブウーファーはFOSTEXぐらいしか販売していません。
FOSTEXのPM-SUBnを購入
本当は現行機種のPM-SUB8の購入を計画していましたが、万が一購入後に「いらなかった」とならないように中古で出ていたPM-SUBnを購入しました。
購入したPM-SUBnの方が普通のスピーカーのコーンの形をしています。
新しいPM-SUB8のコーンは他のPM-SUB miniシリーズと同じ物のようです。
FOSTEXのPM-SUBnのレビュー
まず、あたり前ですが大きくて重いです。そして20cmのコーンが大きい。
消費電力はボリュームが12時近辺で24Wぐらいと、結構電力を使います。DACとアンプを合わせて10Wほどなのでサブウーファーだけと考えると大きいです。
背面には左から入力用にRCA端子と、昔懐かしい?最近は見ない気がしますがフォーン端子があります。
次が出力用のRCA端子とフォーン端子で、サブウーファーの出力が無いアンプとも組み合わせ出来るようになっています。
後はフェーズ切り替えスイッチとボリューム、ローパス・フィルターのボリュームです。クロスオーバー周波数を50~150Hzの範囲で調整できます。AVアンプと繋ぐのならアンプ側で補正が出来るので不要ですがSMSLのアンプには付いていないので必須の機能です。
排熱用の大型のヒートシンクが付いています。長時間使っていても30度ぐらい?で全く熱くなったりはしないので安全です。
アンプとスピーカーとサブウーファーの設定
アンプはSMSLのA300を使用していますので、サブウーファー用にハイパスモードを有効にします。これでメインスピーカーに100Hz以下の出力を流さないようにします。
スピーカーはNS-B750ですが、背面のバスレフポートをスポンジでふさぎます。
最初は塞がないでいたのですが、塞いだ方が音にしまりがある音に感じたのでスポンジでふさぎました。
ちなみに、スピーカーをふさぐ用のスポンジって売っていないんですよね。仕方ないのでAliexpressでこちらのスピーカー用スポンジプラグ、60mmを購入しました。結構密度があるスポンジなので空気の抜けはほぼなくなります。
ホワイトノイズを流しながらサブウーファーのボリュームとローパスフィルターを調整を行い、最終的にはボリュームは11時、ローパスフィルターは80Hz付近に落ち着きました。
PM-SUBnサブウーファーの音質レビュー
スマホで測定しましたが下は40Hzぐらいまでしか出ていないと思います。
PM-SUBn単体というより全体の設定の話になりますが、まずはハイパス設定でスピーカーの担当する領域を分けたので中音域がすっきりしました。
スピーカーのバスレフから出ていたボーンという回り込むような低音が無くなりました。この音が無駄に耳についていたのでこの改善は大きいです。
PM-SUBnが出してる低音部分ですが、間延びしない低音で映画の低音とは違います。スッキリしたスピード感がある低音になって、曲が今まで以上に明瞭に聞こえます。低音はバスレフ型の様な音量感は無いです。
全体的には音の分離がはっきりして、聞きやすくなったので満足です。
自分的にはサブウーファーのローパスフィルターの設定はこれでいいと思っていますが、イコライザが欲しくなります。
YAMAHAのAVアンプであれは自動調整機能が付いていてイコライザと組み合わせてでボタン一つで最高の性能を引き出してくれますが、SMSLのアンプでは細かい調整は出来ないため調整は難しいと感じます。
サブウーファーがある方が調整という意味では楽しいですが、悩みが増えました。
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