ケンウッドの最新カーナビの使い勝手をレビュー

ランエボ10

長年使ってきたKENWOODのカーナビMDV-Z702の地図更新が終了したため7型のMasterモデルのインダッシュタイプ最新型、MDV-H809HDを購入しました。

MDV-H809HDが勝っているところ

・画面の解像度
Z702は800×480でしたが、1280×720と大幅に解像度が向上しています。日々の利用シーンでも一見して画面が奇麗なのが分かります。

・Bluetooth
車の中ではスマホをナビとBluetoothで連携させて音楽を聴いていますが、対応コーデックがAPTXからLDACになりハイレゾ伝送に対応しました。実際、音がクリアになったのが実感できます。

MDV-H809HDが負けているところ

MDV-M809HDの良いところを書きましたが、それ以外は圧倒的にMDV-Z702の方が使い勝手が良かったです。

・ホーム画面
こちらがMDV-Z702のホーム画面です。見ての通りMAP表示でもなく、AV機能でもない独特の雰囲気を持ったホーム画面です。
私が実際に運転しているときはMAP表示やAV画面にすることは無く、この画面にしていました。必要な情報が程よい大きさで表示されている最高のUIだと思っています。

こちらがMDV-M809HDのホーム画面です。なんかナビの画面のようで普通です。
特に気になるのが、左上の自動車の周りの円と速度表示、円はこの先の交通状態を表しているそうですが、見にくいので意味が無いです。あと速度表示、誰向け?
MDV-Z702が格好良いし情報の必要性があってよかったのですが、MDV-M809HDの表示項目には意味も意図も感じられず、酷いと思います。

・逆チルト
MDV-Z702は画面の逆チルトが出来たので、少し上向きのダッシュボードに対して画面を垂直にすることが出来ました。
MDV-Z702の逆チルト
しかし、MDV-M809HDはチルト機能はありますが、逆チルトが無くなってます。なんで逆チルトを無くしたんだ。。なのでMDV-M809HDは少し上向きに付いています。

・案内音声
音声案内の音声の不自然さが半端なく、MDV-Z702よりも恐ろしく劣化しています。いやこれ本当にひどいです。
MDV-Z702はANIMO社のFineSpeechという製品でしたが、こちらの発音はとても自然でした。ごくまれに不自然さを感じることはありましたが95%は自然に聞こえます。
一方MDV-M809HDは日立ソリューションズのRuby Talkに変わっていますが、まー不自然な日本語を話します。ほとんどの読み上げが不自然というひどい状況です。どうしてこうなった。。。

・案内ロジック
MDV-M809HDは車線の幅や渋滞考慮など細かい設定が出来るようになっていますがあまり変わった感じがしません。MDV-Z702でいつも変な案内をする道はそのまま変でした。

・レスポンス
ほぼ変わらず、画面が高解像度になったので性能としては上がっているだろうけど、あまり変化は感じません。
逆にAVやバックカメラの切り替え時のタイムラグが大きくなったのが気になります。

まとめ

正直言うとMDV-Z702の地図更新が続くならそのまま使い続けたかったです。
最新の地図が必要だったのでリプレースしましたが、残念ながらカーナビは10年前から大して進化していなかった。値段は少し下がりましたが、それだけでした。


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