NICEHCK X39のブラックとシルバーを両方購入したのでレビュー

音楽関係

リモートワークで使っている水月雨 MOONDROP Quarksがぼろくなってきたので、AliexpressのセールでNICEHCK X39を購入しました。

NICEHCK X39の付属品

このイヤホンは面白くてボディの色によって採用されているケーブルの特性が違います。
ブラック:無酸素銅ケーブルで弾性のある低音と豊かな中音域
シルバー:銀メッキケーブルで、澄み渡る透き通る音質

そのため好きな色を選べないという不思議な仕様です。
私はクリアな見通しのいい音が好みなのでシルバーのケーブルを購入しました。その後、音が良かったので普段使いようにブラックも購入しました。
NICEHCK X39
パッケージは小型ですがしっかりとした箱です。
最近の中国製品は輸送用の包装はひどいですが、商品のパッケージのクオリティが高いです。
NICEHCK X39
イヤホンの他には、イヤーチップとNICEHCKのロゴ入りケーブルバンドです。

NICEHCK X39の音質レビュー

X39はMOONDROPのQuarksと形状が近いので比較していきます。

まず、Quarksと同じ筒状の本体のため耳への装着はしにくいです。
ただ耳にはめてしまえばイヤーチップの固さが適度にあり、すっぽりと耳に収まります。耳からイヤホンが落ちるようなこともありません。

本体部分はアルミ製でとても軽いです。軽すぎてプラスティック製と疑う軽さです。

銀メッキケーブルは細くしなやかで取り回しが良いです。ケーブルも含めて本体が軽いので着け心地は悪くないですが、ただ耳に刺すだけの構造上収まりの悪さを感じます。ケーブルに引っ張られてずれるのでシュア掛けタイプの方が安定感はあります。
NICEHCK X39
音を聞き込む前に1日音を流しっぱなしにしてエージングしています。
さて、X39のドライバーは6mmのダイナミックドライバーでチタンコート振動版を採用していますが音はどうでしょうか。

スペックNICEHCK X39
周波数帯域20Hz-20KHz
感度105dB/mW
プラグ形状3.5mmステレオミニプラグ
インピーダンス16Ω
ドライバー6mmダイナミック型1基(チタンコート振動板)

いつも通りAmazonMusic HDとEarstudio ES100をLDAC接続で音楽を聞いてみました。
X39のファーストインプレッションですが、「普通に聞ける音がする」それも音楽がちゃんと聴けるレベルの音です。なんかこれいい。

Quarksはボーカルだけ聞ける感じのチューニングでしたが、X39はどの音域もバランスよく聞こえます。
もちろん深い低音を出したり、伸びやかな高音が出るわけではないです。基本は中音域と高音域ですが、音が多めの曲でも解像度を保ったまま鳴らすことが出来ます。

こんなに安いのに、へんに音がこもったりしないしないので本当に聞きやすい。X39はQuarksよりも全然レベルが上の音です。
Quarksはネットで変に持ち上げられていて嫌だったのですが、こちらなら自信をもって「日常で使えるイヤホン」と言えます。買うならこちら!

とはいえ欠点もあって音が多い曲だと破綻しがちです。
例えばEndorfin.のスローアライズとか、声の部分と楽器の重なる部分が表現しきれずに雑な音になります。
この辺は値段なりという感じです。

NICEHCK X39のブラックとシルバーの違い

X39 ブラック
X39のブラック、つまり無酸素銅ケーブル仕様も購入しました。
さっそく聞き比べてみましたが違いはわずかです。言われて聞けばブラックの方が低音が多い気がしますが、ブラインドテストをしたら気が付かないレベルです。
私はシルバーモデルの方がケーブルの色合いとボディの色とのマッチングが良いのでシルバーモデルの方をお勧めします。

まとめ

購入した時は仕事用に使おうと思っていたのですが、音質が良いし軽くて取り回しが良いのでもったいなくなってきました。
最近の低価格イヤホンのクオリティはすごいです。

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