利用しているNETGEAR R8000がファームウエアに致命的なバグを抱えたまま放置されているため、あきらめて最近評判のいいASUSのルーターでメッシュWiFiの環境を構築しました。
AiMesh用のルーター選定
まずはメッシュの親機の選定ですが、ある程度の性能は欲しいのでASUSルーターの一覧表で比較します。
最初はNETGEAR R8000と同じトライバンド機を選ぼうと思いRT-AX92Uを見ていたのですが、HPの記載だと同時接続台数が他の機種に比べて21台と極端に少なく、上記の表でも72台と何かしら性能上無理があるように見えるのと、見た目がかっこ悪いので候補から外しました。
最終的にストリーム数の違いでTUF-AX3000、2本とTUF-AX5400、4本で迷いましたが、WAN側の速度の上限が1GBpsなのでWiFi側がいくら速くても意味がありません。実際の家庭内の同時データ転送量を考えると2本で問題ないと判断しTUF-AX3000を選びました。
さらにメッシュノード、ようは子機としてRT-AX55を選びました。
RT-AX55を子機として選んだ理由ですが、1つ目がカラーバリエーションにホワイト色があることです。リビングに置くのに黒だと主張が強すぎました。
2つ目の理由は消費電力が低いことです。
TUF-AX3000は最大消費電力が33W、RT-AX55の一つ上の機種RT-AX56Uは最大消費電力が24Wですが、RT-AX55は12Wと半分です。
RT-AX55はRT-AX56Uに比べてUSBポートやAlexa対応などの機能が削られていますが、メッシュノードとしての利用なのでこれらの機能は不要です。
常時稼働させておくシステムなので、消費電力は低い方がランニングコスト的には嬉しいです。
実際の通信速度
最初はPCとルーターを有線で接続して測定します。
結果は190MBpsです。これが我が家の回線速度の最大値になります。
次にWiFi6対応で1201MBps接続可能なXiaomi 11Tを使ってAiMeshの速度を計っていきます。
初めにTUF-AX3000から1m離れてところで通信速度を計ってみました。
結果は163MBpsでした。
続いてRT-AX55から1mほど離れたところで同じように計測します。
この場合の通信は、RT-AX55 -> TUF-AX3000 -> WANという経路になります。
結果は84MBpsでした。何回か測ると100MBpsぐらい出る時もありましたが概ねこのぐらいの数値になります。RT-AX55側は測定値のブレが結構あるのと、TUF-AX3000につなげた時よりも速度が半分ぐらいになっています。
RT-AX55の通信規格上は最大1201MBpsなので150MBぐらい出るのかと思っていましたが、実際の速度だとこの程度なのでしょうか。
まとめ
AiMeshの子機ノード側だと速度の低下が大きくなることが分かりました。
これは想定外です。WiFiの帯域的には余裕があるので同じぐらいの速度が出るものだと思っていたので残念です。
とはいえ、実用上の問題は全く無いので、時間があるときに詳しく調べてみようと思います。
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