ASUSルーターのメッシュ設定で起きたトラブルと解決方法

ASUSのルーターでメッシュの設定をする際の注意点 住宅設備

自宅のWiFi環境としてASUSのルーターでAiMeshを構築しました。その際にはまって苦労したところを備忘録として残しておきます。

AiMeshの構成

我が家でのメッシュルーターの配置ですが、上下階合わせて約100平米の家の2F角部屋にメインのルーターTUF-AX3000を置き、1FのリビングにRT-AX55を配置しています。
AiMeshの配置

Wifi6の機能がデフォルトで無効化

初期設定だとWifi6の機能の売りである以下の機能が軒並み無効化されているので有効にしました。
設定の場所は左メニューの「ワイヤレス」を選択し、「詳細」タブを選択すると出てきます。
エアタイムフェアネス 
 無効 > 有効
802.11ac MU-MIMO (Multi-User MIMO)
 無効 > 有効
OFDMA/802.11ax MU-MIMO
 DL OFDMA Only > DL/UL OFDMA+MU-MIMO
FiFi6の機能が無効化されている
ただ、デフォルト無効になっている理由はあるはずなので、ちょっと怖いですが今のところ安定して運用できています。

親機で設定を変更するとAiMeshを認識しない

TUF-AX3000側で設定変更を行うとAiMeshの子機を見失ってノードが復帰しない事が何度かありました。
その場合は子機の電源ON/OFFをすることで復旧します。

5GHzのWiFiが日に何回か突然止まる

5GHzのWiFiを利用していると突然通信が出来なくなり、少し経つとまた問題なく通信が出来る現象が発生しました。

この原因は初期値で「DFS を含むチャンネルの自動選択」がオンになっていることでした。気象レーダーなどの電波と干渉するチャンネルを使用する設定になっているため、電波干渉があると5GHzのWiFiが止まります。
ネットワークの安定運用を考えるとオンにするメリットは無いのでオフにしましょう。
「DFS を含むチャンネルの自動選択」がオン

バックホールの種別を5GHzに固定できない

ルーターの親機と子機の間の通信方法「自動」、「5G WifiFirst」、「1G WAN First」から選ぶことが出来ます。2.4GHzだと電子レンジの影響を受けるので5GHzに固定したいのですが、固定することが出来ません。
親機と離れると2.4GHzを使うことがあるので、あまり離した位置に子機を置くことはやめた方が良いです。
バックホールの種別を5GHzに固定できない

ノードの2.4GHzのWifiは無効にできない

ノードの設定で「ワイヤレス機能を有効にする」の項目から5GHzと2.4GHzの利用可否が設定できます。
ノードの2.4GHzのWifiは無効にできない
2.4GHzの電波は広く飛ぶため、子機ノードに接続する必要が無いのでオフにしようと考えていましたが、なんと、2.4GHzを利用不可にするとノードがハングアップします。
ハングアップすると外部からは何も受け付けてくれません。復旧するには子機ノードの再セットアップが必要になります。
説明書には書いてありませんが何度やってもハングアップするので、現時点では仕様のようです。復旧が大変なので触らないようにしましょう。

ノードのクライアントの接続が不安定

子機ノードに繋いでいるPS4だけがIPアドレスの取得が行えず、ネットにつながらない状態になりました。

結論から言うと子機ノード側にバインドすることで解決しました。
ノードのPS4が不安定
原因は親機と子機の電波強度が近く、PS4が電波の入りにくいところに置いていたため、PS4の接続先が親機と子機とを行ったり来たりして不安定になっていました。
元々PS4はエクステンダーに固定して繋いでいたので問題は出ませんでしたが、今回のメッシュならではの問題ですね。
本来メッシュはその辺をうまくやってくれるはずですが、どうしてもPS4だけがダメでした。

USBの共有ドライブ(NAS)の設定方法が分からない

NASの設定が左のメニューからたどり着けないのと、すぐに設定方法が分からなくなるので、記載しておきます。

USBドライブを繋いで、管理メニューのトップの「USB3.0」のアイコンをクリックします。
「USB3.0」のアイコンをクリック
次に「メディアサーバー」をクリックします。
「メディアサーバー」をクリック
上のタブメニューから「Samba共有/Cloud Disk」を選択します。
「Samba共有/Cloud Disk」を選択
この画面からアクセスユーザーの設定等が行えます。

まとめ

ASUSのAiMesh特有のはまりどころについてまとめてみました。
同じように設定で困っている人の助けになれば幸いです。

おすすめ記事

コメント