純正スピーカーをKENWOODのKFC-SS160に交換

ランエボ10

ランサーエボリューション10は三菱の純正スピーカーとMDV-Z702の組み合わせです。
音楽を聴く際に特に不満はありませんでしたが、なんとなく中古のスピーカーを見ていたら欲しくなってしまったので交換することにしました。

スピーカーの選定

本当はXS-1703のようなハイレゾ音源対応のスピーカーが欲しいのですが、予算が無いので中古で探します。

条件は
・KENWOOD製
・あまり古くない
・セパレート
だけです。

最初はSS-1700などを見ていましたが、新品、中古ともに結構な値段がするのでオークションやメルカリひたすら状態がよくて安い物が出てくるのを待っていました。

そんなときにKFC-SS160が安く出品されていたため購入しました。送料込みで5400円です。到着したスピーカーはとても程度がよく問題ないものでした。
KFC-SS160
ただ、この製品買ったあとに気が付いたのですが私はこれをKFC-SS1600だと思っていました。落札後によくよく見てみたら0がひとつ足り無ーないことに気が付いたので、すぐさまスピーカーのスペックを調べてみました。

以下が今回購入した製品と最新版の製品の比較ですが、これを見る限りマイナーチェンジレベルなので多少の音質向上はあっても大幅な違いはなさそうです。
16cmなので再生周波数も気になったのですが、17cmモデルと変わらずのようです。変わらずと言っても17cmのほうがより出るとは思いますが予算の関係で我慢です。

製品 KFC-SS160 KFC-SS1600 KFC-SS1700
瞬間最大入力 160W 160W 180W
定格入力 40W 40W 45W
再生周波数特性 25Hz〜96kHz 25Hz〜96kHz 25Hz〜96kHz
能率 92dB 92dB 92dB
インピーダンス

スピーカーの取り付け

手順は時間が無くて写真に収めていませんが丸一日かかりました。
時間がかかった理由ですが、本来ならキットに付属しているはずのスピーカーケーブルの購入とスピーカーを止めるためのタッピングビスの買出しに時間がかかったのと、左ドアの内張りが死ぬほど硬くてなかなか外れなかったためです。

右がすぐ外れたのに対して左ドアは本当に硬くてかなりの時間を要しました。ドアの内張りは一度でも外してしまうと次からゆるくなって外れやすくなるので、次に調整のために開ける際には簡単にいけるでしょう。
外れてしまえば、インナーバッフルの取り付けとスピーカーの固定なので何の難しいこともありません。

あと時間がかかったのはツイーター部分の加工です。
配線はの圧着はいつものニチフ 圧接形中継コネクターを利用したので簡単でしたが、標準ブラケット内にKENWOODのツイーターを収めるのに時間がかかりました。

新品で買うとツイーター用のブラケットが付属してくるので多少の加工で付きますが、中古にはそんなものは無いので標準のブラケットを100円ショップで買ってきた片側が丸くなっているヤスリでひたすら削ってはめ込みました。これでも意外といい感じにピッチリと入ります。
ツイーターの加工
字で書くとなんだか難しそうですが、少し削ってはまるか確認を繰り返すだけなのでたいしたことはありません。まぁ失敗したら三菱純正のロックフォードでも注文しようと思っていたので気楽に出来ました。

中古のセパレートスピーカーを買う際の注意点

今回中古のスピーカーを買う際にわかっていないと失敗する点がいくつかありました。やはり中古は製品を理解していることが前提の買い方です。

・型番はしっかりと確認すること
とくに型番の数字の部分はよく見ないとぱっと見で数字が大きいから新しいとは限りません。
買ってみたはいいけど10年前のスピーカーだったみたいなことはざらにあります。
あまりスピーカー自体は劣化はしないようですが、電解コンデンサーは意外と寿命が短いので古すぎるものは避けたほうが良いです。

・付属品の確認
セパレートタイプのこのクラスだとネットワークと呼ばれる電解コンデンサがツイーターのケーブルの途中についています。これが無いとセパレートスピーカーとしての製品バランスが崩れるので必ず付いているものを買います。
もう少し高級な機種だとネットワークが箱みたいなものになっています。自分が欲しいタイプにどちらが付いているかをあらかじめ確認して付いているものを買います。

・細かい部品は別途購入が必要
今回タッピングビスもそうですが、スピーカーの周りに張るスポンジやスピーカーケーブルなどがありません、このへんは新品で買えば付いてくる物なので取り付けまでに必要な部品は確認しておいたほうが良いです。
幸い今はネット上で製品の説明書が見られるので確認しておきましょう。中古で新品よりも高くついたら悲しくなります。

KFC-SS160のインプレッション

交換して最初に感じたのが、あれ、なんにも音が変わっていない?でした。

取り付け後数日はがっかりしていたのですが、そんなことは無いだろうとMDV-Z702のフロントフォーカス機能をOFFにして、イコライザーで調整してみたところ純正よりもかなりよい音になりました。

純正と大きく変わった点としては純正スピーカーだとフロントフォーカス機能が無いと前から音が鳴っている感じがしなかったのですが、DSPも何も使わずに音が前方にある感じがします。あとは中音域と高音域の厚みが増して普通にいい音だと感じることが出来ます。

上を見ればもっと良いものはあるのですが、5400円と工具、配線含めて1300円なので6700円程度でした。総額で見ると正直あまり安くはなっていませんね。3000円安く現行機種と同じ環境が手に入ったという感じです。

今回買ったもの

KFC-SS1600と大差ない(と思っている)一世代前のスピーカー

スピーカー接続に使うコード

ランサーエボリューション10では定番のインナーバッフル

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