よくサーキットを走っている知り合いに『ブレーキパッドだけは変えとかないと危ないよ』と言われたのでブレーキパッドを交換します。
街乗り用のブレーキパッドは耐熱温度が450℃ほどでサーキットでハードブレーキングするとあっという間にススになってしまうそうです。
ブレーキは命に係わるのでケチらずに良いものを入れようと思います。
ランエボ10標準のブレーキパッドの耐熱温度は?
そもそもランエボ10にはブレンボのブレーキが付いていますのでパッドもいいやつが入っていて買わなくてもいいかも?と思い三菱自動車に問い合わせました。
ブレーキパッドの耐熱温度につきましては、当社や部品製造元の商品開発上のノウハウを含む内容となりますため、非公開とさせていただいております。
残念ですが企業秘密なので教えてくれませんでした。これでは不安なのであきらめて買うことにします。
サーキット用のブレーキパッド
幸いにも国内にサーキット用のブレーキを扱っているメーカーがいくつかあるのでそのから調べてみました。
メーカー | 製品名 | 適正温度域 | 価格 |
ENDLESS | MX72 | 50~700 | 24000~ |
CC-Rg | 50~800 | 28000~ | |
TYPE R | 50~650 | 23000~ | |
ACRE | Formula 800C | 常温~800 | 19800~ |
DIXCEL | EXTRA Speed | 0~600 | 8000~ |
Z type | 0~850 | 22000~ |
この中で圧倒的に安いのがDIXCELのEXTRA Speedです。値段は定価ベースなので実売だと6000円ぐらいになります。明らかに桁が一つ違いますのでここまで安いと本当にサーキット走れるブレーキなのかと疑いたくなります。また、DIXCELの場合ZtypeとExtra Speedの間の価格差がありすぎるのも問題です。感覚的にはこの間を埋める製品があってもいいと思うのですが。
つづいてブレーキといえばENDLESSです。レースでの実績は十分ですし、ここの製品を買っておけば問題はないでしょう。ただ、ENDLESSの製品はブレーキの下温度が50~なので普段の街乗り時にブレーキが効くのか心配です。
そしてACREです。このメーカーは知らなかったのですがネットで調べる限り問題ない製品のようでした。
ACRE Formula 800Cに決定
この中からACRE Formula 800Cを購入しました。
本当はENDLESSの製品にしようと思っていたんですが、下手だとブレーキを多用するので余裕があるほうがいいと思い耐熱温度が800℃と高く、それでいて下は常温から使えて町乗りでも問題なさそうなこちらの製品にしました。
そして製品紹介文の中に『ランエボ』とメーカーが名指している安心感も後押ししてこちらにしました。
スカイラインGT-Rやインプレッサ、ランサーエボリューション等の重量車でもストレスなくバツグンのストッピングパワーを発揮し、軽量車ではN1レーシングカーでの使用までも可能にする圧倒的なコントロール性の高さと驚異的な制動力を高次元でバランスさせたブレーキパッドです。
ACRE Formula 800Cの街乗りインプレッション
乗りはじめなどブレーキが冷えているときでも制動力にまったく問題ありませんでした。ここに関しては効きが悪いと危険なので心配していたのですが安心しました。
ブレーキの鳴きに関して、こちらは標準の物に比べてキーキー言いますが、そんなに嫌な音でもないので全く気になりません。
ブレーキダストの量については、元々の標準パッドがかなり多いのですが、それとあまり変わっていないようです。
まとめると町乗りであれば標準のパッドと変わらず使えて問題ありませんでした。
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