コンセントやスイッチからの隙間風の対策方法

コンセントやスイッチからの隙間風の対策方法 住宅設備
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わが家は普通の建売住宅のため気密性も断熱性能も注文住宅には遠く及びません。
冬になると壁のコンセントやスイッチから冷たい風が入ってくるのが気になったので隙間風の対策をしました。

隙間風の対策には防気カバー

ほとんどの家庭にあるコンセントやスイッチ部品はパナソニックのコスモシリーズです。
そして、壁のスイッチとは別売りの部品に防気カバーと呼ばれる製品があります。これは薄いプラスチック製のカバーで裏からスイッチ部分を覆うことで壁から隙間風が入ってくることを防ぐ部品です。
防気カバー自体は非常に安い部品で50円程度なのですが、ほとんどの建売住宅では施工されていません。ここまでケチることはないと思うんですが、コストの問題なのでしょうか。

こちらが通常のスイッチの大きさ用の防気カバーです。

こちらがスイッチが2つ並んだ大きさのスイッチ用の防気カバーです。

実物がこちらです。とても安い製品ですが、送料が無料の店舗はまずないので必ず家のすべてのコンセントの数を確認して1、2個ぐらい多く注文するぐらいのほうがいいです。後で足りないと送料が高くつきます。
防気カバー

防気カバーの取り付け方法

まずはこちらのスイッチを分解していきます。
写真を撮り忘れたので完成後に再度ばらしています。なので既に防気カバーが付いていますが気にしないでください。
壁スイッチ

スイッチの隙間にマイナスドライバーを差し込んで回すだけでスイッチのプラスチックフレームが外れます。
スイッチのばらし方

フレームを外すとこのようにさらにフレームが出てきますので上下のネジをまわして外します。
壁のフレーム部分を外す

フレームが外れたら、スイッチのシーソー部品を外します。これははまっているだけなので手前に引っ張るだけで外れます。
フレームを外した状態

これは完成後に写真を取り直したので防気カバーが付いていますが、この段階で壁の中の空気が室内に入ってくるのがよくわかると思います。
さらに上下が長いネジでとまっているのでこちらを外します。
スイッチから長いネジを外す
こうするとスイッチの後ろにはコードが2本刺さった状態になっています。
まずはスイッチを良く見て、どの色の線がどこに刺さっているかをよく確認します。

スイッチが壁から外れた状態

次に、コードが外す前に元々どのくらい刺さっていたのかを確認しておきます。確認後にコードが刺さっている横の長細い隙間にマイナスドライバーを差し込んでコードを引っ張るとコードが外れますので、2本とも外します。

スイッチの後ろから防気カバーを被せてコードを元々刺さっていた穴めがけて差し込みます。差し込むと当然、防気カバーが引っ張られてへこんだりしますが、全く気にする必要はありません。これで大丈夫です。
防気カバーに電源線を差し込む
そしてもう1本も刺してからスイッチを元に戻していきます。
この際に気をつけて欲しいのがコードをしっかりと刺すことです。外す前にどれくらい刺さっていたか確認しているはずなので同じぐらい差し込んでください。

元に戻し終われば完成です。
よくよく見るとスイッチの横から透明な防気カバーが見えると思います。実際に手をかざしてみればわかりますが、一切風が吹き込んできません。

インターホン裏も忘れずに施工

忘れがちですがほとんどの家のインターホンの裏はコードを通すように大きな穴が開いています。なのでここにも忘れずに防気カバーを取り付けましょう。

取り付けの電気工事を安くしてもらう方法

このような作業を自分で出来る人はいいですが、たいていの人は出来ません。なので私が安く工事してもらった方法を書いておきます。

まず、自分が住んでいる地域のパナソニックや日立のお店などの『町の電気屋さん』に片っ端から電話をかけます。
『町の電気屋さん』は地域密着なので、意外と融通が利いてしっかりやってくれる店が多いです。
そこで防気カバーの取り付けをお願いしたい旨を説明します。

防気カバーを知っているお店の場合は素直に1箇所の工賃を聞きます。
私の場合、リフォーム工務店で1箇所3200円、電気店Aで2000円でした。私は取り付けの作業内容と難易度を知っているのでここは断りました。

何箇所か防気カバーを知らないお店があったので、そこには『スイッチを外してカバーを付けてまたスイッチを戻すだけ』と説明して工賃を聞きました。
その結果1箇所1000円の店が2店あとは、『1つ付けてやり方見せてあげるから自分でやりなよ、簡単だから』というお店があったので迷わず、自分でやりなよというお店に頼み込んで対応してもらいました。
結果的にそのお店で1箇所500円で全部の箇所を対応してもらいました。ついでに聞いてもいないのに詳しくやり方も教えてもらいました。

コンセントとスイッチの隙間風対策後の感想

これも効果絶大です。コンセントもスイッチもどちらも手をかざしても全く風を感じることはありません。
もちろんインターホンの裏からも隙間風は入ってきません。

防気カバーは付ければ効果は絶大で、しかも安価で手間もかからないのに、なぜか新築時に施工されていないという全く不思議な商品です。
今付いていない家はぜひ取り付けを検討してみてください。きっと結果に満足できます。

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