SMSL D300とSMSL A300は内蔵電源のためACアダプターのアップグレードは出来ませんが、電源ケーブルの交換は可能なので本当に音が良くなるのか試しに交換してみました。
交換用の電源ケーブル選び
電源ケーブルを変えるのはライト層よりマニアックになるのか、あまりネット上に情報がありません。
調べたところ、お高いメーカーだとアコースティクリバイブが有名で使っている人が多いです。しかし私は予算もあるので電源ケーブルに2万、3万は出せないです。。だってアンプより高くなってしまう。
あとは音光堂さんが販売している、ベルデンのケーブルを使った商品が値段も手ごろで見栄えも良くてよさそうでした。最初はこちらを購入しようと思ったのですが、差し込みプラグが3ピンになっているので自宅の電源タップに刺さらないのでやめました。
2ピンのコンセントだとKOJOのケーブルが気になっていたのですが、「中低域の明るさ、鮮明さ、スピード感」が売りで自分はどちらかというと中高音域重視の方が良いので一旦見送りました。
最終的に選んだのがこのSirTone 5008 2C 2.5sq 1mです。
こちらを選んだ理由は第一に値段です。大体3000円程度で、他のメーカーよりも安めです。
次に、この電源ケーブルを製造している株式会社 KHDは電線の専門会社です。電線を自社で作っているので品質に信用が置けるのも評価ポイントです。
音については「どの音域が」という言い方はしていなくて、ざっくりと「情報量が増え音質がさらに向上」と全体的に良くなりそうな記載だったのも私的には嬉しいです。
SirTone 5008 2C 2.5sq 1mのレビュー
見た目はただの電源ケーブルですね。
■スペック
・内部の導線の構造: D-on Cu5 0.08mm/500本x2の撚り対線構造で1000本使用
・導線のサイズ:2.5sq
良く分からないですが、付属のケーブルよりはおそらく良い物でしょう。
2ピンでコンセント側にアース用の端子が出ていないのもすっきりしていて好印象です。
ケーブルの皮膜はPVCですが、普通のテカテカした被膜ではなくさらっとした手触りが良い被膜です。
そして、ケーブル自体が柔らかくしなやかです。比較すると一目瞭然ですが、こちらがアンプとDACにの付属していた電源ケーブルです。御覧の通り曲がり癖が強く出ていて固く取り回しが悪いです。
さっそくSMSL D300とSMSL A300の電源ケーブルをSirTone 5008 2Cに交換します。
まぁ差し替えるだけなので3分もかからないです。
付属のケーブルは置くまで刺さらなかったのですが、SirTone 5008はしっかり根元まで刺さりました。この辺の精度の良さは、さすが日本の会社です。
ケーブルが柔らかいので取り回しが良くて設置が楽だし、ケーブルの見た目に折り目が無く美しいです。
SirTone 5008 2C 2.5sq 1mの音質レビュー
さてさて、、、本題の電源ケーブルで音が良くなるのかです。
いつも通り感覚値に頼るので科学的根拠には触れません。
さっそく交換したばかりのケーブルで曲を聴きます。音源はAmazon Music HDです。
おお、良くなった気がする!と状態を変えてすぐに結論を言うとエージングが~みたいな話が来るので、このまま通電して100時間超えるまで放置します。
さてここからが本番です。
100時間使ったSirTone 5008で曲を聴きます。この状態を覚えておきます。
何故なら5日前の純正ケーブルの音など記憶のかなたです。公平を期すためにまずはSirTone 5008で聞きます。
続いて、純正のケーブルに交換して曲を聴きます。ふんふん。
いや、これは、、、、、すごいな。
電源コードの交換なんてブラシーボだろと思っていたのですが、、その通り!全く違いが分かりません!!
はい、全然違いが分かりませんでした。
まとめ
値段の問題や環境の問題があるかもしれませんが、少なくとも私が聴いた限りでは違いが全く分かりませんでした。どこかのブログで電源コードのブラインドテストをしたけど当てることが出来なかった。といった内容の記事を見たことがあるので、精神的な安定とか自己満足の部分も大きいのかなとも思いました。
ただ、無駄だったかというと電源ケーブルを交換したメリットもあります。
上にも書きましたが、柔らかくて取り回しが良いのでケーブルに押されてアンプが動いたりしないし、見た目の配線がすっきりしました。これは地味に効果が大きいです。
満足度はないですが、あまり買い物に失敗した感も無いです。
まぁいいかという感じ。
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